子供がもし、指輪を作ってみたいと言ってきたらどうしますか?
いったいアクセサリーって何歳から作ることができるのだろう。
もうすぐ、夏休みになる小学生の子供を持つというそこのあなた!
今年の夏休みの自由研究の題材を何にしようかと、もうそろそろ考えなかきゃいけない時期になったんじゃないでしょうか?
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夏休みの小学生の自由研究どうするよ。
ボクも子供を持つ親として、仕事などの忙しさに負けて、親の都合で安易な自由研究で収めちゃおうと思う気持ちも分からないでもないです。
でも、子供の好奇心や将来の夢や希望、さらには、人生に対する取り組み方を、子供に教えてあげられる良い機会なんですよね。
自由研究って、子供がどんな可能性を秘めているのか、探り出す格好の材料だと思うんです。
どんな研究材料を選んでくるのか、その取り組み方や考え方を知ることで、その子の性格なんかが垣間見れるんです。
ましてや、彫金みたいな工作作業は、その人間の性格がけっこう見えちゃうんですよ。
実は、今回こんな話になったのは、先日、ウチの小2の娘が突然、指輪を作ってみたいと言ってきたんです。
どういう風の吹き回しかと思ったが、せっかく、当の本人がやる気なので、小学生低学年の子供でも、夏休みの自由研究として「手作りアクセサリー作り」が題材として成り立つかどうか、ちょっと実験も兼ねてトライさせてみることにした。
いろいろとこのブログで話してきたので分かっていると思うが、手作りアクセサリーの作り方には、地金から作る方法と、ワックスから作るロストワックス法がある。
まだ小さい子供がアクセサリーを作るのだったら、ワックスで原型を作ってもらったほうが安全で作りやすく、初めての人でもとっつきやすいのがワックスなのだ。
しかし、今回は作った指輪をすぐに身に付けたいというご要望。
これは、地金から直接作るしかない。
さてさて、果たしてウチの子供が、指輪を無事に完成させることができるのだろうか。
地金での指輪作りスタート!
地金で作る場合、ある程度飽きずに集中できる年齢または性格であることが大事。
切る、削る作業は、ひたすら地道に手を同じように動かすしかない。
この作業を飽きずに続けられる集中力と忍耐力が必要だろうね。
案の定、娘はへこたれて、「ぜんぜん切れないよ~」とブ~たれていました。
ここで、無理強いしてやらせようとすると、へそを曲げて「もうやらないっ!!」なんてことになるんで、
手伝ってあげて、というよりはほとんどボクが切って・・・あらら
ロウ付けは子供には危ないし、しかもむずかしい。
指輪を地金から作るには、どうしてもロウ付けという金属同士をくっ付ける作業が必要で、
これは、さすがに子供一人では危なっかしいので、親がやることになる。
しかし、ロウ付けの技術自体が、初めての人にはむずかしい。
子供とやる前に事前にロウ付けの練習が必要だが、独学でロウ付けは無謀すぎるな~。
さてさて、ハートのモチーフをくっ付けた指輪が完成した。
人生初の指輪作りであり、自分で作り上げた指輪(?)ということもあって、はしゃぎながらうれしそうにママに見せていました。
小学生の自由研究として手作りアクセサリーはありか!?
結論から言うと、
地金から指輪を作り出すのは、むずかしいかな。
道具も用意しないといけないし、見守る親がある程度の彫金知識と技術が必要となるだろう。
もし、本格的な手作りアクセサリーを作るなら、
ワックスで作るロストワックス法での作り方をおすすめる。
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今回は、地金での指輪作りでしたが、次回、娘にはワックスでの指輪作りをお願いすることにします。