今回は実際に仕事でプロがどんな風な工程でアクセサリーを作っているのか、解説付きで紹介していきます。
この作業の流れを見て、なぜここでこの作業をするのか、考えながら読みすすめて見てください。
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手作りブローチが作られるまでの流れ
制作する商品は、ブローチになります。
まずは、デザイン画を見てください。
私が実際に書いたデザイン画です。めちゃくちゃラフですが(笑)
まあ、頭の中にデザインのイメージが思い浮かんでいるので、絵はこんなもんでOKです。
綺麗なデザイン画は、その道のプロであるジュエリーデザイナーの方にお任せします。
しかし、お客さまとのデザインの相談の時に、ちゃちゃちゃっーと書いて、
実際にコレを使って、デザインの大きさや形状、何の石をどこに入れるかなどを
お客さまに伝えるのに使いました。
さて、完成品から見てみますが、
ほぼデザイン画通りに仕上がりました。
ちょうど、春を迎える頃の注文でしたので、
お客さまの要望でもあった温かみのある爽やかな色合いの仕上がりです。
それではお待ちかねの、
地金で1から作り出したブローチの原型制作の模様の解説です!
今回は葉っぱの部分に貝を使うのですが、
このデザイン画のような形の貝はありません。
まずは、デザインの形に合わせた貝の形作りからの作業です。
使用した貝の名前は、オスメニア貝と言います。
オスメニア貝とはオウム貝のことで、
今回使ったものは、オウム貝のトラ模様を研磨して磨いた部分のものです。
元々は貝なので、糸鋸で簡単に切れます。
真っ二つです。パカッ!
さて、これをデザイン通りに研磨して形にしていきます。
出来たものがこちらです。
今回は、ここまで。
次回は、地金加工のお話です。